自爆する先輩

「おい、涼。あそこに真がいるぞ」
「本当ね」
 美沙希が顎で示すほうを見てみれば、そこに教科書やノートを片手に歩く藤間くんがいた。
「挨拶代わりにサエみたいに体当たりでもぶちかましてやったら? あいつ、そういうの好きみたいだし」
「面白そうね」
 どうせ声をかけるつもりだったし、たまには趣向を変えてみるのもいいかもしれない。
 わたしは彼に駆け寄る。
「藤間くーん。……とぅ!」
 サエちゃんがよくやってるみたいに、ジャンプして体当たり。
 そして、着地と同時にわたしは崩れ落ちた。
 ……。
 ……。
 ……。
「……」
 ぜんぜんキャラじゃなかったわ……。
「あー、槙坂先輩……?」
美沙希に騙されたの。お願い、藤間くん、今のわたしを見ないで……。ほっといて……」
 何やってるの、わたし。
 
 
 槙坂先輩、また自爆するの巻。
 きっと周りにいた生徒たちは、槙坂先輩の奇行を見て見ぬ振りしたに違いない。
 

本日のweb拍手レス〜♪(4日9:30までの分)

−3日−
19時〜

くよーさん、雛祭りSSはまだですかー? ここの小説群だとお内裏様がお雛様に(いろんな意味で)襲われる光景が瞬時に想像できますけど(笑

 ひな祭りSSて、いったいどんなのを書けと? うちとこのお雛様たちは、きたるべき3月3日に向けて、日々少しずつにじり寄ってそうですよね(笑 タイトルは「にじり寄る雛」とか「突撃する雛」とかで。わかりにくいパロディですが。
22時〜

氷菓みたいになってなくてよかったですね。>ビブリア

氷菓』は確かアニメバージョンのカバーがあったんですよね? あれって通常版の上から装備していたから、嫌なら捨てればいいだけだし、ビブリアもそれならダメージ少なかったかも? あ、でも、今は通常版も何もない状態だから、ドラマバージョンのカバーだけがつくのか。それはきついですね。