読了:疾走する思春期のパラベラム

『疾走する思春期のパラベラム』(深見真)、読了。

 
 5巻にしてようやく物語の構図が見えてきた感じですね。
 世界を滅ぼすもの、乾燥者(デシケータ)vs世界を守るもの、パラベラム――というところでしょうか。
 
 しかし、それぞれの思惑が交錯して――例えば、乾燥者に大打撃を与えるためには、数万数十万単位の人間が死んでもいいと思っているような連中の登場によって、部分的にパラベラムvsパラベラムの戦いが起こったりもしています。
 
 特に主人公、一兎を含む城戸高校のパラベラムは、前回の心的爆撃によって日常生活をメチャメチャにされたため、世界を守るのは二の次で、明確に自分たちの日常を守るという目的でもって戦っています。
 

「悪意の実験室を見て、気の迷いが出てきたみたいだな」
「気の迷い……?」
「勘違いするなよ。私たちはここに『人間を守るため』に来たんじゃない。『志甫を助けるため』にやってきた。今までの私たちの戦いが、一度でも『人類のため』なんて大げさなものだったことはあるか?」

 
 それでも乾燥者とパラベラムの戦いは着々と進んでいて、城戸高パラベラムが日常を守る戦いをしている横では、〈人口調整モード〉に入った乾燥者とパラベラムの苛烈きわまる死闘が展開されています。
 いずれ一兎たちも否応なく巻き込まれていくのでしょう。
 

本日のweb拍手レス〜♪(1日13時までの分)

−30日−
16時〜

てしてしが、減ってる……

 いや、増殖し続けても困りますから(汗
17時〜

おお…、徐々に進んでいきますな…

 すでに急激に進んだ後って感じもしなくもないですが(笑
19時〜

やっぱ飛鳥先輩??

 それだけ省略して言われても答えようがありませんが、たぶんそうですと言っておきます。因みに、飛鳥井・明日香、ね。
20時〜

いや、微妙な関係の男子が欲しいのではなく、ただ単に、面白そうじゃないですか。【笑 取り敢えず、菜々ちゃん会長の様に暴れまわりたいんです!【笑 もう、それぐらいしか、ストレス発散の方法が…

 ストレス溜まっているのかっ!? まぁ、菜々ちゃんくらい飛んだり跳ねたりできたら爽快でしょうけどね。でも、一部の人間は迷惑してるようで(笑 周とか生徒会のメンバーとか。
>>メジャーで身長が測れる人さん
 えっと、もしかして九曜と面識のある方でしょうか?(汗 身長をメジャーで云々言ったのは、6年前の京都でのことでー……。
 小柄な方は周りから見ると「かわええ」と思ってしまいますが、やはり本人にとっては悩みがいっぱいあるんですね。九曜も悩みというほどではありませんが、もう少し欲しいと思いますから。
 
−1日−
0時〜

べたべた濃いとは気になるw後金閣寺は題名とカバーの後ろに書いてあるのに惹かれてw文学少年か解りませんが結構色々読みますね〜

 ベタベタがいちおー地雷条件だと心にとどめておいてください。
 金閣寺という題名に惹かれるというのは、なかなかよい感性ではないでしょうか。それに、いろんなジャンルの本を読むことはいいことだと思います。九曜なんか金閣寺と聞いても「ふうん」としか思いませんから。特にそこから歴史的な知識も出てきませんし(苦笑
2時〜

この仔猫ちゃん、那智っぽくないですか?(笑

 キリカがさらってきた仔猫でしょうか? 確かに女の子から強烈なアプローチを受けるところとか、捕まった後は諦めモードとか、意外と似ているかもしれませんね(笑
9時〜

普通は佐伯さんに一ころだな。

 普通ならきっとそうでしょうね。それだけに弓月くんのスルー技能の高さに感心するやら呆れるやら(苦笑