論文が雑誌に掲載されるためには、

ぶっちゃけ、あまり論文や学会誌に触れていない人間に、その重要性はわからないと思うのですよね。
 
論文が学会誌に掲載される前には査読が入る。
査読とは、平たく言うと同業者が読んでツッコミを入れること。データの信頼性が低いとか、サンプル数が少ないとかで、容赦なく突っ返されるわけです。
 
当然、一流の雑誌になれば査読も厳しくなる。
その査読を経て、この論文は信頼に足ると評価されたら、ようやく学会誌に掲載されるのです。
 
だから、まっとうな研究者は説明の際に一流誌に掲載された論文を引っ張ってくるのですが、その価値をわからない人間はそこにどれだけの説得力が込められているかピンとこないわけです。
 
挙げ句、「人に早く伝えるためには雑誌よりもYouTube!」なんてトンチキなことを言い出し始末。
 
もうそういうのは相手にしなくていいと思うんですよね。
前にも言ったけど、どうせその連中も時期がきたらワクチン接種の列に並んでるんだから。