冗談は真面目に

Twitterにも書いたお話ですが、

そう言えば、今日は4/1。エイプリルフールですね。
嘘を吐く日なのか、嘘を吐いていい日なのか、定義がよくわからないです。
 
一時期よくエロゲメーカーが全力でネタをやっていましたが、今でもやっているのでしょうか?
と思ってためしにType MOONのサイトを見にいきましたが、トップ絵がネタなのか何かのゲームの絵なのか、よくわかりませんでした。
 
嘘とはちょっとちがうのですが、わたしには「冗談は金と命をかけて」というモットーがあります。
要は「ネタは全力で」ってことですね。
そうじゃなけりゃ、新幹線で締め切りギリギリ飯の具材の写真なんか撮るかぃ(笑
 
で、これについては小学生のときに原型があって、当時の担任の先生が言った「笑いをとるなら真面目にやれ」という言葉です。
大阪らしいと言えば大阪らしいですね。
 
そのときクラスでは自分たちで台本を考えた劇をすることになっていました。ちょっとお笑いの入ったやつ。
でも、練習中自分たちが先に笑ってしまったり、照れが入ったりしてしまい、それを見た先生が先のような言葉で怒ったわけです。
 
そこからわたしたちのほうにも気合が入り、一転してコメディ調の劇の練習も真剣にやるようになりました。
 
劇の内容は、合唱コンクールの曲決めでクラスが紛糾する、というもの。
女の子が「〇〇ちゃんの曲がいいわぁ」とぶりっ子(死語)しながら言えば、5人ほどで歌い出したり。当時ブームはとっくに去っていたのに、なぜか『356歩のマーチ』や『泳げたいやきくん』まで飛び出し、その都度意見を出した男の子が真面目に歌いました。
 
これを全校児童の前でやったのですからたいしたものですね、うちのクラスは。
おかげで拍手喝采でした。
 
そういう「冗談は真面目に」という教えが、今のわたしの作品にも少なからず活かされているように思います。
 
そのときの先生は本当にいい先生でした。みんなから愛されていたし、先生もそれぞれの個性を大切にしてくれていました。
最後のほうになると給食の時間に「誰か、何か面白いことやれ」と言えば、みんなが「はい、やります!」と手を挙げていました。
 
これだけ聞けば横暴に見えて、今なら大問題になりそうですが、みんなが率先して手を挙げる雰囲気ができていました。
実に愉快なクラスです。
 
先生、岸和田弁キツかったけど(笑
岸和田弁で怒ると迫力あるのよ。
 
そんないいクラスだったせいで、中学に上がると窮屈さに嫌気がさして不良になるのがいっぱいいました。
あれ、ざっと3分の1くらいドロップアウトしたんじゃないかな。うちのクラスがダントツに多かったぞ(笑
 
と、まぁ、わたしの創作の根底にそんないい先生との出会いや教えがあったらいいなぁ、というエイプリルフールのお話でした。