ひとり暮らしの気楽さと怖さ

二年前の夏に父が亡くなり、家に九曜ひとりになってから、不慮の死というものが怖くなりました。
 
ひとりで暮らしていると、発見が早ければ助かるような状況でも、誰も見つけてくれないし、誰も連絡してくれないんですよね。
新型コロナに罹って、自宅療養中に容体が急変してもそう。
 
冬はヒートショックにも気を付けているけど、それでもなるときはなるんでしょうね。
 
先日はキャスタ付きのオフィスチェアが思ったところになくて盛大に尻もちをついたのですが、この衝撃で背骨が脳を突き上げてうんぬんかんぬん、寝ている間に死亡、なんてことにならないだろうかと不安になりました。
考えすぎるとけっこうドツボ(笑
 
そういう話を兄にすると、「反対にひとり暮らしの気楽さもあるだろうが」と言われてしまいました。
まぁ、確かにね。
 
それでも不測の事態には備えないといけないし、いい機会だったので兄には銀行口座の暗証番号を教えておき、九曜が死んだらそれで葬式を出して、残りはもらってくれと言っておきました。
兄曰く「順番的には俺が先だ」。
 
でも、何があるかわからないし。