戦士症候群

今の反ワクチン界隈を見て連想するのは、かつて雑誌『ムー』などの文通コーナーで広がった戦士症候群なんですよね。
 
「光の戦士を探しています」
「転生者です。早く目覚めてください」
「〇〇という名前に何か感じたら連絡をください」
 
というやつ。
暗黙の了解、阿吽の呼吸で展開される芝居、劇場。
 
同様に反ワクチン界隈もそう。
やっているのが、
 
「知人の知人がワクチン接種後に亡くなりました」
「それはひどい!」
「わたしたちはワクチン接種の即刻中止を訴えます!」
 
誰かがワクチンで亡くなったという話も、心のどこかで嘘だとわかりつつワクチンの危険性を叫ぶため、方便として許容しているように思います。

実際、訴えると言っても何か具体的な行動を起こすわけでもないし。
尤も、時々Twitterを世界のすべてだと思い込んでいるような方々もいるので(ツイデモとかしてる人たち)、案外Twtterで叫んだだけで政府に抗議の声を上げている気分になっているのかもしれません。
 
行きつく先は彼らの中だけで完結してしまう閉じたコミュニティのような気がします。