最近の読了

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。11』(渡航)。

 
世界の終わりの世界録4 −異端の覇王−』(細音啓)。

 
『覇剣の皇女アルティーナIX』(むらさきゆきや)。

 
『やはり俺の〜』は相変わらず次に何が起こるかわからない、油断できない展開ですね。
結局、答えを出さないことにしようとした由比ヶ浜とそこに乗っかろうとした雪ノ下。対して八幡はそれを否定した――ということでいいのかしらん?
 
最近のラノベ、特にヒロイン多めの作品では、答えを出さないまま続けたり終わらせたりすることが多いかと思うのですが、この作品の登場人物たちはひたすら答えを求め続け、最後には何かしらの答えを出すのでしょうね。
 
世界の終わりの世界録』は、ここまで試合に勝って勝負に負けた、みたいな戦いが続いていたわけですが、今回の騎士王ゼルブライトとの戦いもやはりそんな感じでしたね。
そろそろ成長の証として、完全勝利を見せてほしいところです。
(あ、いちおー前回の魅亜、虚構精霊との戦いはちゃんと勝ってるのか)
 
『覇剣の皇女アルティーナ』は、ラトレイユのところにいったレジス、アルティーナ、バスティアンの話がそれぞれに動いているせいで、どうしてもひとつあたりが薄くなりがちですね。
いずれそれぞれのストーリィーが一点に収束するはずだし、今が作者も読者も踏ん張りどころでしょう。
 
そう言えば、薄々そうじゃないかと思っていましたが――作中で時々出てくる作中刊行物は、どうやらファミ通文庫の作品をモデルにしているみたいですね。
前には「吸血鬼が演劇で吸血鬼役をする」作品があったし、今回は「『食糧』と書かれた箱に女の子が入っている」作品でした。
たぶん九曜が知らないだけで、ほかにもいろいろありそうです。