さて、ここで自分は何のために新作を書いていたのか思い出そう。
何のため?
読者のため? 自分のため?
いえ、たったひとりの人間のためです。
その人に面白いと言ってもらいたくて書いています。
今回にかぎっては実に不純な動機ですけどね。
タイトルにキャラの名前を入れること
実は九曜、小説のタイトルに登場人物の名前を入れるのには抵抗がありました。
いや、だって、見た人は「それ誰やねん」でしかないと思うんですよね。
それでも『佐伯さんと、ひとつ屋根の下』で佐伯さんの名前を入れたのは、作中、佐伯さんは最後まで佐伯さんだったから。
佐伯さんが早々に弓月くんから名前で呼ばれるようになっていたら、タイトルに名前は入れなかったでしょうね。
あと、web版読者が見つけやすくするためでもありました。
ん? 文庫版の槙坂先輩。
あれはもうどうでもよかったので(何
とは言え、それも過去形。
最近はそれもありかなと思いはじめています。
たぶん新作のタイトルには登場人物の名前が入ります。
執筆には向かいない日
今日は本業がお休み。
ただ、雑事がいろいろたまっていて、執筆時間はあまりとれないことを覚悟していました。
そしたら朝、母が入所している施設から連絡があり――左手に力が入らないから、どこか病院につれていくとのこと。
まずは第一報として「〇〇病院で診察してもらうことにしました」。
脳外科で有名な病院です。
九曜が慌てたり診察に付き添ったりしても意味はないので、予定していた雑事をこなしつつ弟二報を待つことに。
で、その弟二報は、「特に問題なかったので、今は施設に戻ってきました」。
一時的に手が痺れていたのではないか、だそうです。
てことで、ひと安心。