実は九曜、小説のタイトルに登場人物の名前を入れるのには抵抗がありました。
いや、だって、見た人は「それ誰やねん」でしかないと思うんですよね。
それでも『佐伯さんと、ひとつ屋根の下』で佐伯さんの名前を入れたのは、作中、佐伯さんは最後まで佐伯さんだったから。
佐伯さんが早々に弓月くんから名前で呼ばれるようになっていたら、タイトルに名前は入れなかったでしょうね。
あと、web版読者が見つけやすくするためでもありました。
ん? 文庫版の槙坂先輩。
あれはもうどうでもよかったので(何
とは言え、それも過去形。
最近はそれもありかなと思いはじめています。
たぶん新作のタイトルには登場人物の名前が入ります。