読了

近すぎる彼らの、十七歳の遠い関係』(久遠侑)、読了。
 

 
先日のパーティでお近づきになった久遠先生の作品。
和遥キナ先生がイラストを手掛けています。
 
ごくごく普通の高校生である主人公の家に、会ったこともない同い年の親戚の女の子がやってきて一緒に住むことになるお話です。
 
日常の中に唐突に訪れた非日常。
それをきっかけに少しずつ変化していく周囲の人間関係。
 
すごく身も蓋もない言い方をすると――何もないです。
徹底して等身大の高校生を描いているので、大きな出来事がほとんどありません。あるとすれば最後くらい。
 
それでも読ませる作品に仕上げ、多大な反響を得ているあたり、それが久遠先生の力なのでしょう。
 
その理由のひとつであり、九曜がこの作品を手に取った目的が、描写力です。
特に情景描写が巧みですね。
ラノベには少々過剰かもしれない丁寧さで、九曜も勉強させてもらいました。
 

ところで、、、

九曜はしばしば作中の登場人物の心理描写を褒められます。
先日会った某レーベルの方もその点を九曜の長所として熱心に語ってくださいました。
 
そうなのでしょうか?
自覚はないし、そこに力点を置いている意識もありません。
 
というか、これくらい描写しないと登場人物の行動や選択に説得力ある説明がつけられなくない?
 

本日のweb拍手レス〜♪(14日20時までの分)

−14日−
10時〜
>>熊さん
 こちらから言うならまだしも、人から言われるのは「乗らないならちょーだい」と言われてるみたいで……。九曜の母は、腫瘍とその治療で認知機能がやられてしまいましたからね。リハビリでどうにかなるものではないと思います。とは言え、まがりなりにも会話ができているので、それだけでもましだと思うべきなのでしょうね。

仮に親戚が言ったのだとしても相当非常識だと思いますが、ましてやただの知人が・・・と言う気がしますね。

 親戚でも、うーん……な感じですけどね(笑 まぁ、幸いにしてそんな非常識な親戚は、九曜にはいませんが。