『空ろの箱と零のマリア7』(御影瑛路)、読了。
空ろの箱と零のマリア (7) (電撃文庫)posted with amazlet at 15.06.26
ついに完結しました。
思えばミステリ色の強いということで手に取り、入院生活のおともに病院に持っていったのがはじまりでした。
途中、年単位で待つこともありましたが、無事完結してよかったです。
内容としては、歪な願いを叶える箱に立ち向かうこれまでの話から一転して、今回は一輝が箱に出会う前の音無麻理亜、『零のマリア』を探す長い長い旅に出る話です。
まぁ、vs箱でもありますが。
この恋愛色の濃い展開に賛否両論あるようですね。
九曜はもちろん、大絶賛したいと思います。もともとは一生分以上の時間をともにして理解しあっていたふたりですから、再びもとの関係に戻るためのこの話はとても素敵に感じました。
主要な登場人物それぞれがそれぞれに日常を取り戻しつつあって、大団円ですね。
個人的には柳悠里のサークルクラッシャーの話が非常に面白かったです。どちらかというと新藤色葉のほうが苦労してそうよね……。
残念ながら御影先生はしばらくラノベから離れるそうですが、その離れた先でどんなものを書くのか期待したいと思います。
前にもメディアワークス文庫で別名義で書いてたっぽいですけどね。