『リライト』(法条遥)、読了。
10年前の1992年、私は未来からきた保彦と出会った。
そして、旧校舎倒壊の事故が起こり、生き埋めになった保彦を助けるため、私は10年後に5秒間だけタイムスリップし、携帯電話を持ち帰ってきた。
それが10年前の出来事。
今、2002年、私は"10年前の私"を待っている。――保彦を助ける鍵である携帯電話を用意して。
だが、"10年前の私"は現れず、携帯電話も消えなかった。
このイベントをこなさなければ、保彦が助からない。
過去が変わっている……?
やがて私の知らない過去が現れはじめ、ついにはクラスメイトたちの連続不審死にまで行き着く。
果たして過去に何が起こったのか? そして、これから何が起ころうとしているのか――。
偶然図書館で見つけて借りてきた本です。
所謂SFミステリに分類される作品でしょうね。
非常に面白かったです。
物語は、謎を追う現在の私と、10年前の出来事と交互に展開されますが、読んでいるうちに違和感を感じます。
それが罠。
とは言え、その仕掛けの意味にまで気づく人はそうそういないと思いますが。
読者視点においては、何が起きているのか解決が示されますが、主人公視点ではこれから起きることを止められないで終わるという残酷な結末。
まぁ、そこまで心に重いものが残るわけではないので、SFミステリに興味がある方は読んでみてください。……少々高いですが。
もっとタイムリープものが読みたくなりました。
ちょっくら友達から借りっぱになってる『タイムリープ』(高畑京一郎)読んでくるー。
本日のweb拍手レス〜♪(8日10時までの分)
−7日−
13時〜
貴志さんのクリムゾンの迷宮を読みました。すごく面白かったので報告を
ああ、これも一度は読んでおきたい作品ですね。名作だと聞いています。
18時〜
>>かおりさん
猫が猫をかぶるのか……。背後霊のようですね(何
20時〜
>>七海さん
ネットなんてうっかりした発言がすぐに命取りになりますからね。九曜だって過去の苦い経験を経て、こういう当たり障りのない日記に落ち着いたわけですから。
−8日−
0時〜
>>川崎荘さん
別にたいしたことを言っていませんけどね。休憩はほどほどに。間違っても"休憩の合間に勉強"になることのないように(笑